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「2017年公示地価」の動き 2017年5月号

2017.05.22

2017年1月1日時点の全国の公示地価が国土交通省から3月21日発表されました。  

 

それによると、埼玉県内の住宅地は前年比0、1%、商業地は0、8%上昇し、 住宅地は3年ぶりのプラスで全国平均を上回りました。

 

商業地は全国を下回りましたが、JR浦和、大宮駅周辺で賃貸や投資需要が続き、 工業地は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の開通効果で2、3%と全国3位の上昇 率となりました。

 

  川口市の公示地価を見ますと、 住宅地の標準地数 92ヶ所のうち 27ヶ所でアップ 商業地の標準地数 13ヶ所のうち  7ヶ所でアップ 工業地の標準地数  4ヶ所のうち  1ヶ所でアップ   アップしていない標準地でも2年前同様下落ヶ所はなく、変動なしという結果に なりました。  

 

2年前と同様、下げ止まりは引き続いている状況です。 ただし住宅地では、変動なしの標準地が増加しています。  

 

新築物件数が多い川口市では、今後どのように市場が動いていくのか注目されます。    

 

■埼玉県内の上昇率が高い地点■

(1平方メートルあたり、単位 千円 ・ カッコ内は変動率%)  

■住宅地

さいたま市浦和区岸町 3-1-19 416 (4、0)

さいたま市南区鹿手袋 4-9-5   274 (3、8)

さいたま市浦和区前地 2-13-21  343 (3、6)

川口市青木 1-3-15  349 (3、3)

川口市本町 2-6-21  349 (3、3)  

 

■商業地

さいたま市大宮区桜木町 1-8-1 2,610 (6、5)

さいたま市浦和区仲町 1-6-1  610 (6、5)

さいたま市浦和区高砂 2-1-23 1,090 (5、8)

さいたま市大宮区仲町 1-37-1 1,680 (5、7)

さいたま市浦和区高砂 2-11-13  1,020 (5、3)  

 

■工業地

入間市宮寺宮ノ台 4191-1   84,4 (10、3)

東松山市新郷 493-1  41,0 (8、5)

吉見町西吉見 601-1  32,0 (6、7)

上尾市領家丸山 92-2 42,0 (6、1)

久喜市菖蒲町菖蒲太鼓田6004-2 46,5 (5、7)  

 

住宅地は県南地域、商業地は大宮、浦和周辺の上昇が目立ちます。