家財保険とは、家の中にある財産、つまり家財について、火災・
水害・盗難などによって損害が発生した時に補償してくれます。

家財とは、テレビ、エアコン、ソファー、ベッド、パソコン、
衣服など生活に使うものが対象です。
家財保険という名前の商品は実際にあるわけではありません。
火災保険には補償対象が建物と家財であり、家財の補償の部分が
家財保険と呼ばれています。

「雷サージ」でパソコン、家電が故障
ここ数年、ゲリラ豪雨に伴う落雷の被害が増えています。

雷サージとは、「らいサージ」や「かみなりサージ」と呼ばれ、
雷が落ちるときに瞬間的に高い電圧(異常高電圧）が発生して、
その異常高電圧の影響で異常な過大電流が流れることを言います。
雷サージには「直撃雷サージ」と「誘導雷サージ」の2種類があります。
直撃雷サージとは、雷が電柱や電線、建物の避雷針、テレビのアンテナ
などに落ちた場合、 雷の電気が、その電線を伝って建物の中に流れ込む
現象です。
物や電気が流れるものに「直撃」した場合が直撃雷サージです。

一方、誘導雷サージとは、放電によるもので樹木や地面に落雷した場合、
その周辺にも高い電圧が発生します。
その電流が近くの電柱や電話線を伝い、建物の中に入り込む現象のことです。
雷サージの影響は数キロ先まで達するといわれ、電源線や通信線を経由して
建物内に侵入し、家電製品を故障させたり、壊したりすることがあります。
自宅のテレビ、ビデオデッキ、パソコン等が壊れてしまうリスクがあるのです。

パソコンが被害を受けた場合、火災保険に「家財」を付けていれば保険金が
支払われます。
また、パソコンのデータが消えてしまうケースでも、そのデータを修復したり、
再作成したりするための費用も補償されることもあるようです。
（補償の範囲等は保険会社によって違いますので加入の保険会社へ確認が必要
です）

まだまだゲリラ豪雨や落雷が多い季節です。
一度加入している火災保険の内容を見返しておくと良いかもしれません。