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売主が宅地建物取引業者である場合の規制について②

2013.05.18

ポイント③ 残金決済と引き渡しは同時に


  引き渡しに当たっては、買主は残金や諸費用、必要書類の準備をします。
  引き渡し時までに、不動産会社に十分確認した上で漏れのないよう準備しましょう。

 
 ○引き渡し時に買主が用意するもの

 

  (1)準備する資金の例

  ・物件代金の残金
  ・固定資産税・都市計画税の精算金 
  ・公共料金などの精算金
  ・管理費などの精算金
  ・登記費用(登録免許税、司法書士への報酬など)
  ・不動産会社への仲介手数料の残金

 

 

  (2)準備する必要書類の例

  ・住民票(登記申請用)
  ・委任状(登記申請用)

※住宅ローンを利用する場合には、抵当権設定のために、印鑑証明書や委任状などが必要となります。

 

  残金を住宅ローンでまかなう場合は、ローン実行のための準備も怠ってはいけません。
  物件の引き渡しの場には、売主、買主、不動産会社、金融機関担当者、
  司法書士などの関係者が集まります。

 

  そして、ローンの実行、残金の決済、登記申請
  (売主の抵当権抹消、売主から買主への所有権移転、買主の抵当権設定)を同時に行うのが一般的です。
  これらの手続きのうち一つでも不備があると、残金決済と引き渡しが完了しないおそれがありますので、十分注意しましょう。
  こうした残金決済が終わってから、鍵を受け取り、引き渡しが終了します。
  
  不動産ジャパン ホームページより掲載

       2013.5.18