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観葉植物から得られる効果 2023年4月号

2023.10.05

暖かい季節になりました。外の木々や道路脇の小さな草花も歩いて

いて目にすると、とてもリラックスします。
もちろん家の中でも観葉植物やドライフラワーなどを飾ると落ち

着いた良い気分になりますね。
最近我が家も家の外、中と植物類にはまっております。
今回は観葉植物から得られる効果を調べてみました。

 

光合成による効果
植物が光合成を行うことは欠かせません。水と二酸化炭素から、

光エネルギーの力で炭水化物を合成し酸素を排出する光合成。
もちろん、観葉植物が健全に生存・育成するために不可欠な活

動です。これにより、観葉植物を設置した場所では二酸化炭素の

除去と酸素の供給という二つの効果が期待できます。

 

雑菌の繁殖を抑制することでうまれる抗菌効果
植物に存在するフィトケミカルという物質。これは、カビの胞

子やバクテリアの繁殖を抑制する効果があります。動けない観葉

植物にとって重要な防衛機能ですが、同時にお部屋にも抗菌効果

の恩恵をもたらします。

 

エコプラントは有害物質の除去が可能
NASAが進めていた宇宙環境向け生命維持装置の開発過程で、植

物に化学物質を除去する働きがあることが発見されました。

このような効果を持つ植物はエコプラントと名づけられ、多く
の観葉植物は、有害物質を除去できる力を持っています。
品種により効果は様々ですが、人体に有害なホルムアルデヒドや

トリクロロエチレン・キシレンなどの有害な化学物質を吸着し、

お部屋から除去してくれる効果があります。

 

自然なうるおい効果
観葉植物はお部屋の空気に水分を供給し、乾燥を抑制。水は生命

維持の活動や光合成にとって不可欠。鉢の水分を根から吸収し葉

の気孔から蒸散します。
過剰に加湿しすぎてしまうこともなく、加湿器のような水垢やバ

クテリアなどの発生もありません。
快適で衛生的なうるおいをもたらしてくれるでしょう。

 

リラックス効果
観葉植物の緑色の波長は網膜への負担が少なく、視覚疲労の緩和

に効果的です。さらに、精神安定状態を示すアルファ波が増大。
筋肉の緊張がほぐれ血圧や心拍数が減少し、リラックス状態へと

誘います。
観葉植物が持つ空気浄化効果やうるおい効果、お部屋の演出効果

などと組み合わせれば、相乗作用による高い癒し効果をもたらす

ことでしょう。