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ヒートショックに備えるスポット暖房 2019年1月号

2019.07.23

1月と2月は一年のうちで最も寒さが厳しくなる季節です。 
気象庁の記録を見てもこの時期の平均気温は5~6度前後まで冷え込むことが多いです。 


 
寒い季節で気をつけたいのが、「ヒートショック」。東京都健康長寿医療センターに
よると、ヒートショックとは「温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する等に
よって起こる健康被害」(2013年12月2日に同センターが発表したプレス発表資料から)。 
同センターの研究によると、ヒートショックに関連する急死は全国で推計約1万7000人
(11年)。これは同じ年の交通事故による死亡者数4611人を大きく超える計算になり

ます。 
 
家の中でヒートショックが発生しやすい場所は脱衣室。「寒い脱衣室で衣服を脱ぐと、
急激に体表面全体の温度が10度程度下がります。すると私たちの体は寒冷刺激によって
血圧が急激に上がります。この血圧の急上昇が、心筋梗塞、脳卒中を起こす原因の一つと
いわれています」(プレス発表資料から)ヒートショックを防ぐにはどうしたら良いで
しょうか。プレス発表資料で同センターが最初にあげている対策が「脱衣所や浴室、
トイレへの暖房器具の設置や断熱改修」です。そこで今回は、脱衣室やトイレに設置し
やすいスポット暖房を紹介します。おすすめは狭い空間でも安全に置けるコンパクトな
ものです。人の動きを検知した瞬間に暖房がオンになる人感センサーがついていれば、
スムーズに暖まるほか、消し忘れも防げるので安心です。

 

寒い脱衣室 スポット暖房でヒートショック予防を

 

■人感センサー搭載、空気浄化作用も/シャープ/16,000円程度 
シャープのセラミックファンヒーター「HX-HS1」は、設置面積19×19cmと脱衣所や
トイレに設置しやすいコンパクトサイズ。
スリムタイプのシャープの「HX-HS1」。暖房の適用床面積の目安は最大約8畳と広め
の脱衣所でも使えます。縦長の吹き出し口で、ひざ下の広範囲に温風が届けられます。
また人の動きを検知したら自動でオン、人の動きが検知されなくなり一定時間が経過
したら自動でオフにする人感センサーを備えております。
空気浄化や消臭などの効果があるとされるイオン「プラズマクラスター」も搭載。
プラズマクラスターのみの単独運転もできるため、寒い季節以外にも使用できます。

 

■タテ・ヨコに置ける/パナソニック/18,000円程度
パナソニックのセラミックファンヒーター「DS-FTX1201」は、縦に置いても横に置い
ても使えるため、使用シーンに合わせて使い分けがでます。人の動きを検知すると暖房
が入り、消し忘れも防いで節電にもつながる人感センサー「ひとセンサー」も搭載。
カビ菌やアレル物質、ウイルスを抑制したり、ニオイを脱臭したりできるというイオン
「ナノイー」機能も搭載。
ナノイー単独運転機能も持つので、こちらも暖房が不要な時期も活躍します。

 

■パワフルに温風を届ける/アイリスオーヤマ/8,000円程度
アイリスオーヤマのセラミックファンヒーターの新モデル「KJCH-12TD3」は、奥行き
13.5cmと薄型。従来モデルに比べ、温風到達距離が2.3倍とパワフルになったほか、
風速1.8倍、風量1.2倍と大風量になっているそうです。
もちろん人感センサーも搭載。

 

■壁掛けで上から温風/山善/12,000円程度
ヒーターを置くスペースがない脱衣室で役立つのが壁掛けタイプのヒーターです。
壁掛けタイプの多くは設置工事が必要だが、山善の「脱衣所温風ヒーター DFX-RJ12」
は自分で手軽に設置がしやすいタイプです(設置場所によっては電源工事が必要)。
ドライヤーモードも搭載しており、風呂上がりにハンズフリーで髪を乾かすことも可能です。
また送風機能も備えているため、暑くなりがちな夏場の脱衣室でも快適に使用できます。