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賃貸物件で一番多いトラブルは? 2018年7月号
2019.01.17
5月号ではどのようなトラブルが起き、解決のためにどのような行動をしたかなどを
見てみました。今月号では続きをお送りします。
トラブルの相手は不動産会社、管理会社のほか、近隣住民トラブルがあった人に聞
くと、その相手は「不動産会社、管理会社」(44.3%)と「同じ賃貸物件の居住者」
(43.0%)が2トップでした。
トラブル内容で多いのは、「物件の欠陥や設備の故障などのトラブル」「近隣トラ
ブル」でしたから、相手が「不動産会社、管理会社」「同じ賃貸物件の居住者」なの
は当然の結果だといえます。
ちなみに、「不動産会社、管理会社」「物件の大家」がトラブル相手の場合、
「居住中」にトラブルがあったという人が6割強です。トラブル内容としては、
「物件の欠陥や設備の故障などのトラブル」が多いようです。
次いで多いのは「退去時」で、約2割の人が該当すると答えました。
また、トラブル相手が「同じ賃貸物件の居住者」「物件の近隣住民」と答えた人の
なかで、「苦情を言った」人は56.0%「苦情を言われた」人は25.3%でした。
一方、「苦情は言っていないが、迷惑していることがある」人は36.7%で、必ずし
も「迷惑であることを相手に伝える」行動に移しているわけではないと分かります。
最後に、「部屋探しのとき(部屋の内見も含める)」「契約時」「居住中」「契約
更新時」それぞれのトラブル内容をご紹介します。
【部屋探しのとき(部屋の内見も含める)】
・この部屋だと決めて引越しの用意もしたが、当日鍵をもらいに行くと
他の人に決まったと言われた
・不動産会社で紹介された内容と実物が全然違うし、家賃も契約時の書類
内容と違っていた
【契約時】
・敷金礼金を多く取られそうになった
・家賃の金額が紹介してもらったときと違っていた
【居住中】
・クーラーが取り付けてあって、家賃に含まれているのに使用できなかった
・機器や備品の壊れがひどく、電話してもきちんと対応してくれなかった
【契約更新時】
・契約を更新して家賃の月額が2000円下がったにも関わらず、以前のままの
金額が引き落とされていた
・一方的に契約変更があった
様々なトラブルがありましたが、約7割は解決したと回答し、その方法としては
「管理会社に連絡をした」「不動産会社に連絡をした」「大家に連絡をした」が
主でした。
我々管理会社やオーナー様はどのタイミングでどのようなトラブル内容なのかを
しっかりと把握し、迅速に対応する事が求められています。
今後は24時間サポート等のトラブル解決ツールの活用なども考えていかなくては
ならない時代かもしれません。