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2017年度 基準地価格の動き 2017年11月号
2018.05.16
国土交通省が9月19日発表した2017年7月1日時点の基準地価は、
全国の商業地が 前年比0、5%上がり、2年連続で上昇。
住宅地は、前年比0、6%の下落。
商業地では、東京圏3、3%、大阪圏4、5%、名古屋圏2、6%の
上昇、地方圏 0、6%の下落。
訪問客の増加に伴い店舗やホテル用の土地が上がり、都市部では
再開発がけん引役 となった模様。
東京・銀座はバブル期の価格を26年ぶりに更新。
全国で最も地価の高かった東京・銀座2丁目の「明治屋銀座ビル」
は1㎡あたり3,890万円。 1991年の3,800万円を上回りました。
銀座周辺はオフィスの需要も底堅く、東京五輪を見すえた再開発が
進んでいます。
埼玉県内832地点を用途別にみると、商業地は上昇地点が33地点から
42地点に増加し、 下落地点は33地点から28地点に減少した。
住宅地も上昇地点が151地点から181地点に増え、下落地点は245地点
から224地点に減った。
商業地の最高価格地点は大宮駅西口のさいたま市大宮区桜木町2丁目
で、価格は1㎡当たり205万円。
北陸新幹線や北海道新幹線の開通で東日本のターミナル駅としての
機能が高まり、オフィス需要が拡大し続けている。さいたま市内の
オフィス需給は逼迫している。
川口市内の基準地価をみますと、住宅地41地点のうち16地点で上昇
(前年より1地点増)、 横ばい24地点(前年より1地点減)、1地点新設、
下降ゼロとなりました。
商業地の上昇は1地点(前年より1地点減)、横ばい3地点(前年と同)、
選定替1地点で下降 地点ゼロです。
工業地は上昇1地点で、今回も川口市内全地点で下落は無しとなり
ました。
上昇地点の住宅地の上昇率は0、4%~4、9%で上昇率のトップは
昨年に続き本町4丁目と なりました。
同じく昨年に引き続き旧鳩ヶ谷市の4地点が1、2%~2、7%の上昇率
で健闘しています。
上昇率の上位
住居表示 当年価格 前年価格 対前年変動率
本町 4-10-8 430,000 410,000 4、9%
並木元町 6-16 336,000 323,000 4、0%
坂下町 3-12-14 188,000 183,000 2、7%
南鳩ヶ谷 3-16-8 188,000 183,000 2、7%
飯塚 1-9-40 327,000 320,000 2、2%
市内最高価格
住居表示 当年価格 前年価格 対前年変動率
栄町 3-12-2 1,100,000 ------- 選定替 (選定替えですが同じ栄町3丁目で前年と同価格です)
突出した価格も下落地点もなく、このような流れが2020年まで
続いていく様相です。